自由が丘は本当に衰退したのか?だが地価は上昇?「老人の高級住宅街」の現状を徹底分析

・自由が丘の衰退と地価上昇の矛盾
・衰退したと言われる理由
・なぜ地価は上昇してる?
・芸能人が自由が丘を選ぶ理由
・田園調布、成城と不動産比較


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この記事では上記をまとめました

 

「自由が丘が廃れてきた」「住みたい街ランキング下落?」「凋落して老人の街になった」

近年こういった記事をよく見かけるます。確かに住みたい街ランキングでは20年前1位だった自由が丘が、現在は30〜40位台まで下落しています。

しかし不動産データを見てみると、まったく違った状況も浮かび上がってきます。

自由が丘の2026年公示地価では坪単価1128万5950円/坪で前年比+14.64%と、目黒区の平均坪単価(+13.68%)と並ぶ高水準の上昇を続けているのです。

衰退してるの?
だが、地価は上昇??

——今回はこの矛盾の構造をデータをもとにまとめてみました。

自由が丘の「衰退」と「地価上昇」の矛盾

まず、現在の自由が丘を取り巻く2つの相反する事実を確認しましょう。

📉 メディアが語る「衰退」
住みたい街
ランキング1位 → 37位

20年前は1位だった自由が丘が、2026年には30位以下まで後退…「老人の街」「家探しの優先から外れた」と複数メディアが報じた。

📈 不動産データの現実
坪単価前年比
+14.64%
急上昇

2026年公示地価では坪単価1,128万円で前年比+14.64%の上昇率で、凋落とは言えない。東京都の平均(+8.43%)を大きく上回る上昇率です。

上昇率からみると、とても衰退している街とは言えません。ではどうしてこのような矛盾が生じているのでしょうか?

主観的な指標ですが、スーモの『住みたい街ランキング』では、37位と順位を落とす一方で、

36位:三鷹(JR中央線)
37位:自由が丘(東急東横線)
38位:秋葉原(JR山手線) 
参照:SUUMO住みたい街ランキング2026 首都圏版

客観的な指標である国土交通省の『公示地価データ』では、急上昇!

自由が丘駅の公示地価の平均は341万4000円/m2、坪単価では平均 1128万5950円/坪です。
参照:土地代データ-自由が丘

この矛盾は両者が測っている対象が根本的に違うからです。

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自由が丘の地価上昇は「凋落」って言われとるイメージとは真逆で、東京の高級住宅街の中でもトップクラスの上昇率をキープしとるんやで!

 

自由が丘が「衰退した」と言われる理由

自由が丘が衰退したと言われている理由は主に3つあります。

1・家探しは「利便性」へ

2018年以降、鉄道の利便性が飛躍的に向上した影響で『住みたい街ランキング』では大宮・浦和・立川などの郊外が上位にランクイン。一方で自由が丘・恵比寿・表参道などのおしゃれタウンの人気が相対的に低下した。

これは自由が丘の魅力が下がったのではなく、街選びの基準自体が変わった結果です。

都心に住まなくても快適に通勤できる。また、共働きの増加やテレワークなどの普及によって、「ブランド」→「便利」を重視する層が増えました。

2・下北沢と相反して…

東急株式会社の東浦 亮典氏の指摘によると、以前から比較されていた下北沢は再開発によって、人の流入に成功した。ですが自由が丘はさほど大きな変化がなく、街の老朽化やブランドイメージ低下が目立つようになってきて、相対的に衰退したと言われるようになってきた。

参考:住みたい街ランキング上位「自由が丘」が“老人の街”に!?…

3・街が高齢化

一部メディアが「老人の街」と表現しているように、駅近でも大きな再開発はありません。

自由が丘エリアは戦前から住む長期住民が多く、街全体が高齢化してきました。

再開発が進むと以前からの住民は居心地が悪くなります。ですが、新しい世帯が入居してくるので総合的に街にとってメリットなのでしょうが…

なぜ地価は上がり続けるのか?

『住みたい街ランキング』では下がる一方で、なぜ地価は上昇を続けているのでしょうか?

一番の理由は「自由が丘ブランド」です。

「住みたい街」と「実際に物件を買う人」は必ずしも同じではありません。

  • 住みたい街ランキング=ライフスタイル願望を反映
  • 実際の購入者=資産価値・今後の価値

を見ています。

自由が丘は依然として、高所得層や富裕層からの需要は底堅い。そのブランドイメージは落ちていません。

また、自由が丘は街の規模が比較的小さく、新築マンションの供給が極めて限定的。住みたい人は多いが供給が少ない、そのため構造的に地価は上昇しやすくなっています。

これは田園調布や成城と同じく「タワマンが建てられない=供給制約」が地価を底堅くするパターンです。

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芸能人が自由が丘に住む理由4選

自由が丘エリアには、現在も多くの芸能人・著名人が居住しています。

フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さん、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也さん、俳優の竹内力さんなど、ジャンルも多岐にわたります。『ONE PIECE』の尾田栄一郎さんも自宅が自由が丘にあるという情報も。

また、隣接する緑が丘エリアにはタレントの高田純次さんが住んでいるようです。

ではなぜ多くの芸能人に自由が丘エリアは人気なのでしょうか?

1・「芸能人慣れ」した街の文化

長年芸能人が住んできた歴史により、街全体に「見かけても騒がない」文化が根付いています。

この特徴は「芸能人が好んで住む街の特徴」にも当てはまっています。

この文化によって芸能人はプライバシーが保てます。

2・渋谷、横浜、赤坂、六本木への利便性

東急東横線で渋谷駅まで約10分、横浜駅まで約20分。テレビ局・収録スタジオが集まる赤坂・六本木へのアクセスもよく、芸能人の仕事拠点としての利便性は高いです。

3・緑が丘や奥沢など「隠れ高級エリア」の存在

自由が丘そのものはおしゃれな繁華街ですが、隣接する緑が丘や奥沢は閑静な低層住宅街。

商業エリアと住宅エリアが明確に分かれており、騒がしさを避けたい芸能人は隣接する住宅街を選ぶケースが多い。

4・エリア内で日常生活が完結する

スイーツ店、雑貨店、レストランが揃い、日常の買い物、外食が街内で完結する。

芸能人の多忙な生活スタイルにとって、移動せずに何でも揃う環境は大きなメリットです。

田園調布・成城との3エリア比較

エリア平均坪単価住みたい街ランキング街の性格建築規制主な居住者層街の魅力
田園調布(大田区)291万円200位高級住宅街田園調布憲章経営者・新富裕層歴史的ブランドと邸宅
成城(世田谷区)281万円189位高級住宅街成城憲章俳優・映像関係者東宝スタジオの遺産
自由が丘(目黒区)1128万円37位商業+住宅(混合型)地区計画あり俳優・タレント・経営者商業×住宅の融合

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3エリアを比較すると、自由が丘は他2エリアと比べて坪単価が圧倒的に高いです。これは「商業地と住宅地が一体化した街」という特性によるもので、純粋な住宅街である田園調布、成城とは資産形成のメカニズムが異なります。

一方で住宅街エリア(緑が丘・奥沢)などは田園調布や成城に近い価格帯で取引されています。

芸能人が選ぶ理由も「日常生活の利便性」と「街全体の文化」という、田園調布や成城とは少し違った魅力に基づいている。

自由が丘|よくある質問FAQ

:自由が丘は本当に衰退してるのですか?
『住みたい街ランキング』では37位ですが..

『住みたい街ランキング』という主観指標では順位を落としていますが、公示地価データという客観指標では前年比+14.64%上昇しており、不動産価値としてはむしろ上昇傾向にあります。

「衰退した…」は街選びの基準が、おしゃれ→通勤利便性へと変化した結果であって、実際の不動産価値は健在です。

 

:自由が丘の坪単価はいくらですか?
2026年公示地価では平均約 1,128万5,950円/坪、となっています。

最高地点は『自由が丘2-11-3』で、約2,363万6363円/坪に達します。

 

:自由が丘が「老人の街」と言われるのはなぜですか?
戦前から住む長期住民が多く、街全体が高齢化していることが背景にあります。

他のエリアと比べて再開発に消極的なイメージ。よって新しい世帯が入ってこないため、「自由が丘は廃れている…」とも言われています。

 

:自由が丘と田園調布、どちらが資産価値が高いですか?
自由が丘

2026年現在ですと、坪単価では自由が丘(約1,128万円)が、田園調布(約291万円)の約3.8倍と高い水準です。ただし自由が丘は商業地が含まれるため、純粋な住宅地で比較すると差は縮まります。

 

:自由が丘で家を買うならどのエリアがおすすめですか?
資産価値重視なら自由が丘1〜2丁目の駅近エリア

住環境重視なら隣接の緑が丘や奥沢、自由が丘5〜6丁目の閑静な住宅街がおすすめです。芸能人や富裕層は後者の住宅街を選ぶケースが多く、駅周辺の喧騒から離れて低層住宅エリアで暮らす傾向があります。

自由が丘|まとめ

今回は高級住宅街で有名は自由が丘が衰退しているという情報についてまとめました。

 自由が丘エリアの分析


  • 住みたい街ランクは下落だが地価は上昇の矛盾がある
  • 2026年の住みたい街ランキングは37位
  • 現在は坪単価約 1,128万円と前年比+約14%の上昇率
  • 「衰退した」「老人の街」と言われている
  • だがブランドイメージは残っており地価は上昇
  • 芸能人も多く住んでいる
  • 自由が丘エリアが高いのは商業エリアも入ってるから
  • 田園調布・成城に近い坪単価は緑が丘・奥沢

“自由が丘の衰退”は半分本当で半分誤解でした。

『住みたい街ランキング』という人気投票では確かに順位を落としていますが、「実際にお金を払って住む街」としての価値は、毎年上昇している地価が証明している。

自由が丘は今後どのように再開発されていくのでしょうか?

再開発は街を変える力を持つ。しかし、その舵取りを誤れば、積み重ねてきた個性は失われかねない。自由が丘はいま、“自由が丘らしさ”をどう定義し直すのかという難問に直面していると言えるだろう。
参照:マネー現代-自由が丘は再開発で「どこにでもある街」になってしまうのか…

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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